2017/11/25
<研修通信24号>
11月25日(土曜日)サン介護センター内で「高齢者・障害者の虐待防止について」研修会を18:30~19:30の1時間でおこないました。
[高齢者虐待とは]自分の人生を自分で決め、周囲からその意思を尊重される事、人生を尊厳を持って過ごすことは、介護の有無に関わらず誰もが望むことです。
しかし、現実には家族や親族などが高齢者の人権を侵害する「高齢者虐待」が問題となっています。
・身体的虐待・心理的虐待・性的虐待・経済的虐待・介護、世話の放棄・放任などです。自覚がない場合も少なくありません。転んではいけないからベッドで寝ていた方がいいと言葉で強く言うなど良かれと思って行っていることが高齢者を危険な状態に陥っても、虐待の自覚がないことが多いのも特徴です。
[高齢者虐待の背景]
(虐待の要因)介護の場合、介護疲れなどが、介護者のストレスを増大し、虐待の要因となることがあります。特に介護が長期化している場合は、周囲の配慮が必要です。また、虐待者が病気や精神的な問題を抱えている場合、こうしたことが虐待につながることがあります。
(高齢者の要因)高齢者が認知症による言動の混乱や身体的自立度の低さ等により自分の要望をうまく伝えられない場合。
(人間関係の要因)親の老化や認知症により、家庭内における精神的・経済的な依存関係等のバランスが崩れることが虐待の誘因になる。等の事柄から私たちは早期に虐待の芽を発見し摘んでいく活動を行って行かなくてはいけないと思います。